ジョンズホプキンスCTYといえばサマープログラム

ジョンズホプキンスCTY(Johns Hopkins Center for Talented Youth)の代表的なコースがサマープログラムです。

その名の通り、夏休み期間に実施されるコースです。夏休みが長いアメリカでは、子どもたちはサマーキャンプに参加することが多いようですが、それの「高IQ版」「ギフテッド版」といったところでしょうか。アメリカ各地や香港で実施され、世界中から集まったギフテッドたちが参加します。

本来はオンサイトでセッション型の対面コースですが、現在コロナ禍でサマープログラムもオンラインで受講することができます。

2021年のCTYサマーコースは全てオンラインとなっています。オンサイトでの対面型のサマーコースは2022年に再開の予定です。詳細は必ずCTYのサイトで直接ご確認ください。
おすすめ

ジョンズホプキンスCTYといえばサマープログラム

ジョンズホプキンスCTY(Johns Hopkins Center for Talented Youth)は、アメリカの学校認定評価協会である小・中等学校ミドルステーツ協会(MSA)に認証評価された機関です。

CTYで修了したコースを、通っている学校の単位として認めてもらうことができます。

数あるギフテッドプログラムの中でもCTYのサマープログラムは特に有名で、アメリカ全土から、そして世界数十か国から何千人もの生徒たちが参加しています。


注目

集まるのはCTY独自の適性審査を得て認められた、高知能の子供たち。

CTYで提供されるのは、そんな高IQギフテッドたちの溢れんばかりの知的欲求を満たせる高度なプログラムです。

同時に、自身と同じ高IQの仲間に出会えるチャンスでもあります。

CTYには、「ギフテッドたちが分かり合える仲間に出会い、知的に、そして人間的に成長できる場所を提供する」という理念があるそうです。

高IQ・ギフテッドたちはCTYに何を求めるか

世界各国から集まってくる生徒たちは、自分が住んでいる所にはない、既存の教育システムでは体験できない、アカデミックな挑戦をCTYに求めています。

一方で、生徒一人一人、学業面でも生活面でも異なるバックグラウンドを持っているため、プログラムに参加する目的は多種多様。

アカデミックな秀才なら勉学への情熱を思う存分満たすことが目的でしょうし、リア充なギフテッドなら自分と同じ高IQでポテンシャルを持った仲間たちとの出会いを求めているかもしれません。


「他では学ぶことができない教科を勉強したい」とか「CTYで学んだことを地元の学校に持ち帰り、CTYでの体験を生かして活躍したい」なんていう、意識の高い生徒がいる一方で、前の年にCTYに参加して楽しかったので、ぜひ今年も参加したい、なんていう単純な理由で参加する子もいるそうです。

いずれにしても、ギフテッドたちのために用意された、アカデミックに、そして人間性を高めるために切磋琢磨できる環境であるCTY。

子どもがギフテッドであれば、ぜひ参加させたいプログラムです。

ジョンズホプキンスCTYサマープログラムの特徴

さて、CTYサマープログラムは、どんなコースなのでしょうか。

CTYサマープログラムでは、生徒たちは一つの科目を集中して学びます。

それぞれのクラスには先生の他にアシスタントの先生も一人つき、個別に対応してもらえるきめ細かい授業となっています。

三週間のコースでは、生徒たちは大学の一学期分の内容を学習することができます。

授業進度が早いサイエンスのコースは、高校一年分の内容に相当します。


そして、CTYサマープログラムは、生徒の知的な成長だけでなく人間的な成長にも力を入れているようです。

滞在型のコースなんかは各地から集まった生徒たちが寝食を共にして学ぶのですから、仲間たちと楽しい時間を過ごしながら成長できそうな環境ですね。

滞在型のコースに限らず、どのコースもギフテッド向けに綿密にデザインされています。

クラス内で開催されるイベントやクラス外で楽しむアクティビティも用意されて、ものすごく楽しそう。

どこをとっても、生徒たちが新しいことにチャレンジしたり、広い視野を養うための貴重な体験となるのではないでしょうか。

CTYコミュニティーの一員に

生徒たちは、勉学にアクティビティにと励むと同時に、CTYコミュニティを支える一人として、それぞれの役割を積極的に担うことも求められるそうです。

既存の教育システムでは「吹きこぼれ」「浮きこぼれ」となり周囲に理解されることが難しいギフテッドたちが、自分自身ありのままでいいんだと気づくことができ、学ぶ喜びを再確認できるコミュニティを形成する、その一員にになるのですね。


あわせて読みたい

CTYサマープログラムに参加した生徒の多くが、CTYでの経験がまさに「人生を変えた」と報告しているそうです。

CTYって究極のインクルーシブな環境ですよね。

生徒たちはつながりを感じて、自分の居場所を見つけることができる。

安心できる環境で、自分はありのままでよかったんだ、という新しい発見をすることができるのです。

せっかくならオンサイトのサマープログラムがおすすめ

CTYはギフテッドたちが自分の居場所を見つけることができるコミュニティーであると同時に、もちろん学業面も充実しています。

CTYサマープログラムでは、他では提供していない、その存在さえ知られていなかったような珍しい科目を学ぶことができます。

生徒たちは、CTYサマープログラムを通して、優れた執筆者や強力なクリティカルシンカー、有能な科学者や探求心溢れるリサーチャーになるのです。

知的成長と人間的成長、どちらが目的であれ、この40年、アメリカ全土から、そして世界中から集まった多くのギフテッドたちに、CTYのサマープログラムが大きなインパクトを与えて続けていることは間違いありません。

まるでCTYの回し者のような記事になってしまいましたが、コロナ禍でサマープログラムもオンラインになっているようですが、やっぱりオンサイトの対面授業に参加してこそ、サマープログラムの醍醐味を味わえるのではないでしょうか。

我が家でも、コロナが収束したら、香港あたりのサマープログラムにぜひ参加させたいと思っています

Next【CTYってなに③Grades 2-6】Grades 2-6(小学2年生から6年生)向けのCTYサマープログラム


参考サイト: Johns Hopkins Center for Talented Youth(CTY)https://cty.jhu.edu/
この記事は、giftedchild.space(以下当サイト)運営者が Johns Hopkins Center for Talented Youth (CTY)のウエブサイトを参考に、個人的に収集した情報を元に、あくまでも自身の個人的な見解を執筆しています。当サイトは Johns Hopkins Center for Talented Youth (CTY)その他法人や団体とは一切関係ありません。Johns Hopkins Center for Talented Youth(CTY)についての最新の情報や詳細は、必ず Johns Hopkins Center for Talented Youth(CTY)ウエブサイトで確認してください。当サイト及び運営者は、利用者が当サイトの情報を用いて行う一切の行為について、何ら責任を負うものではありません。

にほんブログ村 教育ブログ ギフテッド教育へ にほんブログ村 教育ブログ IQ130以上の教育へ