幼稚園で先生方に指摘される以前から、ゼノサワが「なんか違う」ことは感じはしていました。

そして、ゼノサワが持っている「良い意味でなんか普通と違う」部分を伸ばせる機会を与えてあげたい、とずっと思っていました。

高IQ児のための教育につながるには

ゼノサワが必要としている「機会」をゲットするにはどうしたらいいんだろう。

実際にそんなことは言いませんが、例えば「うちの子すごいんだけどどうしたらいいのかなあ。」と周囲に相談しても、ドン引きされるだけで肝心の「機会」には繋がりません。

やっぱり第三者のお墨付きが必要なんです。

そうすればそういう「機会」をもっと引き寄せることができる。

まあ本当に選ばれし天才なら、ほっといても「機会」のほうが寄ってくるでしょうし、運もあるので親がムキになること自体意味ないのかもしれません。

でも、ゼノサワみたいなケースは、知能は高いけど「大人が理想とする良い子タイプ」ではないので、物凄い誤解を受けることが多いんです。

特に幼児期は、はたから見るといろいろと「できない」子どもでした。

親のエゴでしかないんですけど、本領発揮してるときのゼノサワと、普段見せるゼノサワの言動に対する周囲の反応の落差が歯がゆくていつもモヤモヤしてました。本人のためにも、周りにちゃんと理解してもらいたい。

そんなこんなで、幼稚園での「高IQかギフテッドの可能性もある」の指摘もあるし、知能指数検査は必要なんではないか、と思い至ってバンコクにある病院の心療内科について調べてみました。

でも、どのドクターのプロフィールもアスペガーや自閉症スペクトラムなど発達障害のスペシャリストばかりで、なんか違う気がする。

診察してもらうからにはそれなりの理由が必要で、「うちの子高知能みたいなんで診てください。」なんて言ったら、また親バカがバカ言っていると鼻で笑われそうで怖い。

社会性がないのを理由にすることもできるけど、そんなに深刻なものでもないし、それだけで診察してもらえるのか?

そもそもIQテストを受けるにはまだ幼すぎるかもしれないし。とグダグダ悩むばかりで時間は過ぎていきました。

そんなとき、在タイの外国人ママさんが、お子さんの発達障害の可能性を指摘されて、バンコクの病院で知能指数検査してもらったという話を聞きました。

そうか、理由はともかく専門家に会えば検査してもらえるんだから、とりあえず会ってもらおう。

検査してもらって実際に数値が高ければそれを「証明」として「機会」に繋げることができるかもしれない。そうでなくてもそこから話が広がって何かアドバイスをもらえるかもしれない。

心療内科の門をくぐってみた

思い切って、小児科に心療内科のドクターがいる近所の総合病院を予約しました。

定期検診やちょっとした病気でもお世話になっているなじみの病院なので、ゼノサワも抵抗なく受診できます。

さて診察の日。

受付カウンターで、

「どんな症状ですか」

と聞かれたので、

「気になることがあるのでご相談したくて。色々と。」

とごにょごにょ言っていったら診察室に案内されました。

ゼノサワ、積み木を落とす

診察室にはゼノサワと一緒に私も入ります。

診察していただいたのは、年配の女性の先生です。

まずは親の私が状況の説明。

やはり「親が勝手にこの子は普通でなくすごいかもしれないと思っている」部分は話せる雰囲気ではなかったので、日頃幼稚園や周りから指摘されている問題点を挙げて、何か問題があるのでしょうか、というスタンスで話していきました。

すると、

「じゃあ簡易的なテストをやってみましょう。」

ということで、本格的な知能指数テストとは違うんだけどある程度発達障害がわかる検査、というのをやることになりました。

まだ挨拶もできないし人見知りも激しいゼノサワ、ドクターの指示に従わずダンマリを決め込んでしまったらどうしよう、と心配でしたが、予想に反して素直に質問や問題に答えています。

が、しかし中盤で、ゼノサワがテストの小道具の小さな積み木を床に落としてしまったときのことです。

「拾ってください。」とドクター。

「嫌だ。」とゼノサワ。

何度拾えと言われても頑として拾わないゼノサワ。どんどん険悪なムードになっていきます。

母閉め出される

「お母さん、ちょっと席を外してください。」

と言われ私は診察室から出されることに。

もちろんゼノサワは泣き出し大騒ぎ。

「大丈夫ですから出てください。」

と追い出され、ドアを閉められてしまいました。

ゼノサワの大きな泣き声が聞こえてきます。胸が張り裂けそうに心配です。

ほどなく泣き声が止み、そわそわとして待っていると、室内に呼び戻されました。

「結果が出ました。」

ドクターが説明をはじめます。

「発達障害は見られません。」

ホッと一安心。

「ただ頑固なだけです。」

ん?

「周りの状況を大人のような冷静さで観察して理解しています。先ほどお母さまが出て行ったあと、すぐに泣き止んで私に質問をしてくるようになりました。私のデスクの上にある道具や機械を指さして、これは何をするものか、という質問です。外にお母さまがいることも、泣いても意味がないことも、今自分に何が起きているかということも、一歩引いた視点で状況を観察して把握しています。上から見ているのです。」

上から目線なんですね。

高IQやギフテッド判定ならその専門家へ

結局、結果の報告は検査の結果ではなく、積み木を落としたエピソードに関する見解ばかりで、わかったようなわからないようなまま、検査結果の用紙をいただいて帰路につきました。

帰宅後、気を取り直して検査結果をよく見てみると、それぞれのカテゴリに「この能力は実際の年齢プラスマイナス何歳」という数字を記入をする欄があり、いくつものカテゴリでゼノサワの実年齢を大幅にオーバーした数字が書かれています。

ドクターはこれらプラスに出た能力については解説してくれず、気にも留めてくれませんでした。

詰まるところ、発達障害のスペシャリストですから、それらの症状を診断するのが専門。

平均をいくら大きく上回っていても、それは同時に問題がない部分でもあるので眼中になかったのです。

それとも単に、注目するほどすごい数値じゃなかったから完全スルーだっただけか?

なんにしても、この一件は、うちみたいなケースは「その道のプロ」じゃなきゃダメなんだ!、という信念が芽生えるきっかけとなりました。

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SCATは、アメリカの大学が運営するギフテッド教育プログラムで、応募・選抜の際に用いられるテストです。※対象:小学生~中高生
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