いよいよR先生とのミーティングの日。

息子の学校はエレベーター使うときはパスコードが必要で、それは基本的に大人しか知らない。

生徒は必要な子(要サポート等)以外は使用禁止なので、子どもたちは知らない。

厳密にいうと先生と学校関係のスタッフしか知らない。

親にはママ友経由で回ってくることもあるし、近くにいるスタッフに聞いて教えてもらったりしてパスコードをゲットしたりもする。

息子が低学年だったときは、低学年の校舎のエレベーターのパスコードは、たまたま近くにいたサッカーのコーチ兼生徒のお父さんという人が教えてくれたんだけど、中学年の校舎に移ってから中学年校舎のエレベーターのパスコード知らないままでその日まで来てしまっていたので、上の方の階にあるR先生のお教室までえっちらおっちら階段を上がっていくハメになってしまいました。

R先生の教室に到着するころにはすっかり息が上がり、ゼーゼーしながらのご挨拶となりました。

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元「ギフテッドコーディネーター」だった先生とのミーティング

ミーティングではR先生、まずはギフテッド教育の概要を説明してくださいました。

大体私が既に知っていたことで、ギフテッド教育には「アクセレレイト(加速)方式」「エンリッチメント方式」「プルアウト方式」があるんだよ、というお話でした。

今回のミーティングに先立って、息子の担任の先生ともいろいろとお話してくださったようで、現在息子の担任の先生は息子にはほかの子よりレベルの高い課題を与えている、いわゆる「アクセレレイト(加速)」をやってくださっている、とのことでした。


注目

それから、タイのギフテッド教育団体The Gifted and Talented Foundation (TGT)の情報も調べてきてくださっていました。

こちらもすでにチェック済みだったんですが、盛んに活動しているよさげな団体なんですが、いかんせんタイ100%なコミュニティーで、親も子もタイ語ありきで入っていく必要がある様子。私はただの「親」なのでいいかげんなタイ語しゃべってどうにかなるとは思いますが、当事者の息子にはちょっと敷居が高すぎる。

とはあくまでも心の声で、The Gifted and Talented Foundation (TGT)のサイトアドレス、ありがたくいただきました。

ギフテッドの親が今できること

で、その他に今私たち親がやってあげられること、となると「ECA」なんじゃないかな、とのこと。

ECAとは"Extra Curricular Activity"、早い話が放課後のクラブ活動。

確かに、アメリカのギフテッド教育でも、エンリッチメント教育に「チェス」とかあるしね。本人が好きなアクティビティにどんどん参加させるのが、今できるエンリッチメント教育になるのではないか、と。だからいろんな活動に参加できる「ECA」をどんどん活用するといい、というお話でした。

タイのインターのECA

タイのインターのECAは、インストラクターが外注でバラエティー豊かにいろんなアクティビティが用意されています。

有料のも無料のもあって、無料のは普段クラスでアシスタントとして教えているタイ人の先生がインストラクターだったりして、単に趣味の絵とか工作とか教えていたりもする。


そして生徒は学年を通してずっと同じECAに所属するわけではなく、学期ごとに変更可能。その都度希望するECAに申し込んで、人気の高いのには入れなかったりするけど、第二希望第三希望も出せるし、週一回、一つだけのECAをじっくり長くやることもできるし、時間が重ならなければ一日に2つとか3つとかやったっていいし、曜日ごとに違うのに申し込んで毎日違うことやることだってできる。お気軽にいろいろ体験できるので、確かにこれを活用しない手はない。

まあ習い事でも同じことですが、とにかく好きなことをさせなさい、ということですね。

「同じような高知能の仲間たち」が難しいのよね

「好きなことをさせる」ってのは一般的な子育て論でもよく言われていることだし、特にギフテッドだったら思う存分好きなことに集中させてあげるのがベストなのはとっても納得。

なんだけど、ギフテッドの親御さんは「それだけではなんか足りない」って感じているのではありませんか。

それって私的には、ギフテッド教育機関ジョンズホプキンス大学CTY(Johns Hopkins Center for Talented Youth)の理念にもある「同じような高知能の仲間たちと出会ったり共に切磋琢磨したりする」の「同じような高知能の仲間たち」の部分とか、「ギフテッドの特性を理解しているプロがいる環境」なんじゃないかと思う。


ギフテッドの特性を理解してくれる人がいて、好きなこと興味があることに「同じように高知能な仲間たち」と一緒に夢中になれる環境。

それを叶えるにはやっぱり、ギフテッド教育専門機関やギフテッド教育のプロとのつながりを模索するしかないのかな、と改めて思いました。

迷惑なお願いをしてみる

最後に、R先生ならギフテッド関連の相談もさせていただけるし、来年あたり担任になっていただけたら嬉しいなーとつぶやいてみましたが、いやーそれは僕が決めることじゃないからねー、と苦笑いされてしまいました。

困らせてしまってすいませんでした。

R先生、担任になってくれることをひそかに期待しているよ!

といった感じでミーティングは終了。正直目新しい情報ってのはなかったといえばなかったけど、かの、保護者の皆様の間ですこぶる評判が良くて大人気のR先生先生とお話しできる機会がいただけた、ってだけでも私たちにとってはもうけもん、でした。息子のことも少しでも覚えていただけたわけだし、将来担任になっていただける可能性もなきにしもあらずだし。


今では大抵のエンリッチメント教育はCTYで満足してしまうようになりましたが、あの頃は「もっと何かあるんじゃないか、できるんじゃないか、どうしたらいいんだろう」とあせって模索して、手当たり次第に問い合わせたり相談させてもらったりしていたなあ、と懐かしむ今日この頃です。

担任のH先生、SENのJ先生、そして「元ギフテッドコーディネーター」のR先生、貴重なお時間をありがとうございました。



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