やっぱり日本語は捨てられない

語学教育に関しては絶対的母国語重要ポリシーを貫き損ねて(詳細は【バイリンガル・マルチリンガル教育③洗脳する三歳児】【バイリンガル・マルチリンガル教育⑥高IQギフテッドゆえのマルチリンガル教育失敗】をお読みください)、日本語と英語が主要言語になってしまい、もう一つの母国語であるはずのタイ語がネイティブレベルをキープできなくなってる息子。

それでも我が家としては、タイ語も向上させる努力は惜しまず、母国語第一主義プラス必要言語で、日本語・タイ語・英語の3つはできる限り中途半端な「セミリンガル」にならないように努めていました。

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これ以上余計な言語を増やしたくない

母国語第一主義が崩壊した今、我が家の基本方針は「いたずらにこれ以上言語を増やしたくない」。

マルチリンガルとか聞こえはいいけど、多けりゃいいってもんでもない

他の言語を足す余力があるのなら、この主要3カ国語の学習に集中するためにその時間を使いたい。

では、MFLクラスをどうするか。

これ以上言語の種類を増やさないようにするにはどうすればいいか。


注目

英語が授業についていける基準に達していなければ、MFLの代わりに英語の補習クラスEALを取ることができます。それができれば、母国語の日本語と必須のタイ語、そして英語、という具合に、余計なものが加わらず我が家の主要3カ国語に集中することができます。

しかし、息子の英語能力はCTY合格で、2学年分先を行っていることが証明されているのでEALは対象外。

こういう時、授業についていけない子のための補習クラスはあるのに、先に進んでいる子の能力をさらに伸ばしてくれるような吹きこぼれ浮きこぼれ用の強化クラスはないのかなー、と思ってしまいます。

まあ、息子の学校の場合、無料で補習クラスがあるのは英語のクラスだけで、本格的な補助が必要なケースは追加料金が発生するんですけど。

この件についてはまた別途記事にしたいと思っています。

MFLの裏技

で、MFLですが、学校での履修言語の種類をを増やしたくないというポイントだけに執着するのであれば、息子の場合、もう一つの裏技が使えます。

母国語を日本語からタイ語に変えて、タイ語3コマにMFL1コマにするのです。

あえて日本語クラスを捨てて、タイ語とMFLだけ、つまり2カ国語だけだけにできる、ということです。

マルチリンガル教育で母国語(日本語)にこだわる

ただ、それだとあくまでも学校で履修する科目の種類が減るだけであって、我が家の母国語第一主義ポリシーにのっとって家では日本語を継続することにになるので、学校で一時間だったタイ語が3時間に増えてプラスMFLがあって、さらに家で日本語やるとなると、結局学習する言語の数が減るわけではないので意味がありません。

それに、家で日本語をしゃべっているのは私だけ。日本人のママ友もゼロに近いので、学校で日本の授業がなくなってしまうと、息子の耳に入る生の日本語は、私が息子に話すのみに限られてしまいます。

漢字を含めた読み書きは、フォトグラフィックメモリ―(映像記憶)気味のギフテッドビジュアルラーナー(視覚優位型学習者)である息子にとってはそんなに難しい事ではないので家庭内学習でいくらでも先に進めますが、会話となると話が違ってきます。


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テレビや動画サイトで日本語を聞くことはできますが、生の人間との会話に勝るものはありません。

そのため、学校で日本人の先生が教えてくださって、日本人や日本人ハーフのお友達に囲まれる日本語環境の日本語クラスは、息子にとって非常に貴重な時間なのです。

それに、バンコクではインターナショナルスクールすべてに日本語クラスがあるわけではないんです。大御所のインターはあるようですが、星の数ほどあるインター全体的に見ればない学校の方が多いです。

あったとしても、放課後のクラブ活動だったり、ボランティアで日本人のお母さんが教えている授業だったり。

そんな中、息子が通っている学校では、教科として日本語を学ぶことができる。

だから、せっかくある日本語クラスを捨ててしまうのはもったいなさすぎる。

結局4カ国語

日本語は捨てられない、タイ語も捨てたくないし必修だから捨てられない、MFLはとらなくちゃいけない。

しょうがないので腹をくくって、母国語は日本語クラス2コマ、タイ語1コマ、MFL1コマで行くことにしました。

そう、結局一カ国語増えてしまったのです。

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